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...... 2022年06月02日 の日記 ......
■ 《 ドイツ系の音楽 》   [ NO. 2022060201-1 ] sy

【 交響曲 第1番 変イ長調 Op. 55 】
        
エルガー,エドワード〔英〕
(1857.06.02〜1934.02.23) 76歳
         

             
エルガーは165年前の6月2日、イギリスのウスタ近郊の
ブロードヒースで生まれた。
父は楽器商で、教会オルガニストを兼ねていて、
エルガーは父から手ほどきを受けた。

1、2の師に短期間学んだ他は、ほとんど独学で
ヴァイオリン、演奏、作曲に必要な技能を収得し、
郷里の楽壇を振り出しに着々と地位をきずいていった。

彼が作曲家として成功し、大作を次々と発表した
創作活動の最盛期は、41歳から62歳にかけての
約20年間だった。

重厚なイギリス人らしい風格をそなえながらも、
ほどよいロマン的叙情性をもち、しかも淡い憂愁を
たたえた曲種は、しみじみとしたすてがたい
味わいをもっている。

50代を迎えてすぐに完成した大作の
「交響曲第1番」は完成の年にハンス・リヒターの
指揮によりロンドンで初演された折に、
イギリス生まれの本格的な交響曲が
ようやく誕生したと絶賛を受けた。

1年間に100回も国内で演奏されたという
記録的な人気を得た。
この作品はイギリスの国内だけでなく、ドイツでの
評価が高く、ベルリンをはじめとする、主要な都市の
オーケストラも演奏している。

エルガーの作品は、イギリスのオーケストラの
演奏がが主流となっているが、エルガーのルーツを
考えると、シューマンやブラームス、とりわけ
ワーグナーといったドイツ系の音楽を無視できない。

4つの楽章からなるが、第1楽章の主部や、
第2楽章では、エルガーが得意としている、
軍楽マーチ風のリズムによる勇ましい音楽が鳴り響く。
対照的に第3楽章では、ブルックナーの交響曲における
Adagio楽章のような崇高さがある。

    第1楽章 Andante Nobilmente e semplece - Allegro
    第2楽章 Allegro molto
    第3楽章 Adagio - Molto espressivo e sostenuto
    第4楽章 Lento - Allegro - Grandioso



(管弦楽)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(指揮) リチャード・ヒコックス        
            ♪ 私が聴いた音源 ♪




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