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...... 2022年05月30日 の日記 ......
■ 《 チェコ国民歌劇の代表作 》   [ NO. 2022053001-1 ] or

【 歌劇「売られた花嫁」序曲 】

スメタナ,ベドルジハ 〔チェコ〕
(1824.03.02〜1884.05.12) 60歳 精神錯乱



スメタナが書いた歌劇作品は未完を含めて9曲ある。

             正歌劇

    「ボヘミアのブランデンブルグ家の人々」(1863年)
    「サリボール」(1867年)
    「リブシェ」(1872年)

             喜歌劇

       「売られた花嫁」(1863年)
       「二人のやもめ」(1873年)
       「接吻」(1876年)
       「秘密」(1878年)
       「悪魔の壁」(1882年)

            未完の作品

            「ヴィオラ」

チェコ国民歌劇の代表作の「売られた花嫁」は、
後にスメタナが自作を回想して、音楽によって遊んだ
ものにすぎないと言っているが、彼の歌劇作品中
一番成功し、チェコ以外の国でも喜ばれている。

1866年5月30日に、2幕のオペレッタの型のものが
プラハのチェコ劇場で初演されたが、戦時中で
2日で中止となり成功しなかった。

公演の再開は、その年の10月27日に
皇帝フランツ・ヨーゼフを迎えて行なわれ
熱狂的に歓迎された。

その後、さまざまな変更・補筆を行ない、
現在公演されているかたちをとるのは、1870年の
最終改訂のもので、2幕から3幕に編まれた。

この歌劇が国際的な名声を得たのは、
メタナが世を去って8年後で、ウィーンで
紹介されてからのことだった。

明るいボヘミア風の雰囲気をもった序曲は、
演奏会曲目の最も人気のあるもので、
形式の完備した構成と溌剌とした旋律をもち、
諧謔味のあふれた傑作である。

ボヘミアのある農村を舞台に、第1幕ー第5場
第2幕ー第6場、第3幕ー第10場からなり、
地主の息子で知的障害者のヴァシェクと
結婚させられそうになる農夫の娘マジェンカが、
最後に愛するイェニークとめでたし、めでたしの
歓喜の合唱で幕となる喜歌劇である。

第1幕 ボヘミア地方の農村。村の広場
第2幕 村の居酒屋         
第3幕 村の広場          



(管弦楽)プラハ交響楽団       
(指揮) イルジー・ビエロフラーヴェク
        ♪ 私が聴いた音源 ♪
 




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