 【 スケルツォ・カプリッチョーソ Op. 66 】 ドボルザーク,アントニン 〔チェコ〕 (1841.09.08~1904.05.01) 62歳 脳出血
 カプリッチョは、イタリア語で「気まぐれ」の意味だが、 音楽用語としては自由奔放な感情を 表した楽曲のことである。
スケルツォは「諧謔曲」と訳されるが、楽曲の 形式として用いられる場合には、かならずしも 「たわむれ」の心持ちをあらわすものではない。
1883年に作曲された「スケルツォ・カプリッチョーソ」は、 もっとも自由な感情を、スケルツォの形の上に 表したもので、とくにその内容とか、 特定の気分を説明した標題はない。
溌剌とした清新な気分と、民謡風の、 のどかな旋律が巧みな対照を作り、管弦楽法の 精緻な効果がよく表れた作品である。
作曲の年の5月16日にアドルフ・チェフの指揮により 国民劇場管弦楽団によって初演された。
指揮者のアルトゥール・二キッシュが賞賛し、 度々演奏会で指揮をし演奏したので、有名となった。

(管弦楽)ロンドン交響楽団 (指揮) イシュトヴァン・ケルテス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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