 【 カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」 Op. 78】 プロコフィエフ,セルゲイ〔露〕 (1891.04.23〜1953.03.04) 61歳
 巨大な壁画的作品として、プロコフィエフの 代表作の一つである「アレクサンドル・ネフスキー」は、 史実に基ずく同名の映画で1938年に製作され、 プロコフィエフが音楽を担当した。
アレクサンドル・ネフスキー(1220〜63)は、 ウラジミール公国時代のノブゴドロの大公で、 本名はアレクサンドル・ヤロスラヴィッチといい、 ロシアに迫った危機を救った英雄である。
カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」作品78 は その映画音楽を、彼自身が独唱、合唱を含む 作品にまとめたものである。 合唱様式を中心としたロシア民族性と、救国の英雄を 題材にした内容で、社会主義リアリズムの立場から 高く評価されている。
1939年5月17日にプロコフィエフの指揮により。 モスクワで初演された。
管弦楽だけの序奏で第1曲が始まり、壮麗な讃歌の大 合唱と全楽器の力強い第7曲で全曲が終わる。
第1曲 モンゴル治下のロシア 第2曲 アレクサンドル・ネフスキーの歌 第3曲 プスコフの十字架 第4曲 起て、ロシアの人々よ 第5曲 氷上の激戦 第6曲 死人の野 第7曲 アレキサンドルのプスコフ入城

(メゾ・ソプラノ)ジェニー・トゥーレン (管弦楽) フィラデルフィア管弦楽団 (指揮) ユージン・オーマンディー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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