 【 交響曲 ニ長調 Op. 24 】 ヴォジーシェク,ヤン・ヴァーツラフ〔チェコ〕 (1791.05.11〜1825.11.19)34歳
 ヴォジーシェクは、ボヘミア北東部ヴァンベルクで 231年前の5月11日に教師の息子として生まれた。
プラハで音楽や法律など、幅広い勉強をした後、 1813年の初めにプラハに移り住んだウェーバー (1786〜1826)と入れ替わるようにウィーンへと移り、 当時ベートーベンと並び称されていた作曲家で ピアニストのフンメルに師事した。
ピアニストとしても大変優れていたヴォジーシェクは、 ベートーベンの前で演奏し、賞賛をうけたこともあった。
1822年にウィーンの宮廷オルガニストになったが、 就任した3年後の1825年に肺結核のためウィーンで 34歳の若さで生涯を閉じた。 ウェーバーも、翌年に39歳でやはり結核で 世を去っている。
作品は、交響曲をはじめ、室内楽、歌曲、教会音楽など 幅広い分野にわたる。 ヴォジーシェクが活躍した時期は, シューベルト(1797〜1828)とほぼ重なっていて、 共に、初期ロマン派のひとりに数えられる。 やはり、シューベルトも31歳の若さで生涯を閉じている。
1823年に作曲された「交響曲ニ長調」は、 ウィーン古典派の音楽、特にベートーベンからの 影響がみられ、豊かな抒情性も曲の随所に感じられる。
第1楽章 Allegro con brio 第2楽章 Andante 第3楽章 Scherzo : Allegro ma non troppo 第4楽章 Finale.Allegro con brio

(管弦楽)ドイツ・カンマーハーモニー管弦楽団 (指揮) トーマス・ヘンゲル・ブロック ♪ 私が聴いた音源 ♪
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