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...... 2022年05月04日 の日記 ......
■ 《 ヘルティの詩 》   [ NO. 2022050401-1 ] v

【 歌曲「五月の夜」Op. 43-2 】
       
ブラームス,ヨハネス 〔独〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓病
          

          
ブラームスは生涯に、およそ300の歌曲を作曲した。

作品43の歌曲集は4曲からなり、第1曲は「永遠の愛」、
第2曲が1866年に作曲された「五月の夜」で、
北ドイツ生まれの抒情詩人のヘルティ(1748-1776)の
詩に基づいている。

不協和音を適切に挿入し、転調を効果的において
五月の夜をいっそう切実に感じられるようにしたので、
暗くて寂しいしかも甘さのある名曲である。



銀のような月が 茂みを通して照り
その眠そうな光が 芝草にこぼれ
夜鷹が鳴くとき
私は寂しく 藪の中をさまよう
葉かげの下で 一つがいの鳩が
私に歌をきかせる
しかし 私は歩みを転じて
いっそう暗い影を 求めてゆく
私の眼からは 寂しい涙が流れる
おお朝の光のように
私の魂に 輝き入るほほえましい姿よ
いつの日に 私はこの世でおまえに会るのか
寂しい涙の私の 頬にだんだん熱くなる





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