[PREV] [NEXT]
...... 2022年05月01日 の日記 ......
■ 《 変拍子 》   [ NO. 2022050101-1 ] or

【 交響詩「死の鳥」作品29 】
       
ラフマニノフ,セルゲイ・ヴァシリエヴィチ〔露〕
(1873.04.01〜1943.03.28) 70歳《 変拍子 》
       

            
ラフマニノフは、1905年にドイツの画家の
アーノルド・ベックリンの名画「火の鳥」をパリで観たが、
この名画から霊感を得てこの年の秋に 
交響詩の作曲にとりかかった。

8分の5拍子の変拍子を用いて、死の波の気味悪い
静寂な動きを暗示的に表現しようと試みた。

1909年ラフマニノフは、36歳の誕生日を迎えた
その丁度一カ月後にあたる5月1日に、
モスクワで自らの指揮により初演された。

ヴァイオリンの苦悩にみちた半音階下降を背景にして、
チェロがグレオリオ聖歌「ディエス・イレ」(怒りの日)を
暗示する部分は、感動的である。



(管弦楽)セントルイス交響楽団 
(指揮) レナード・スラットキン
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: