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...... 2022年04月11日 の日記 ......
■ 《 聴覚障害 》   [ NO. 2022041101-1 ] ch

【 ピアノ五重奏曲 第2番 ハ短調 Op. 115 】
         
フォーレ,ガブリエル 〔仏〕
(1845.05.12〜1924.11.04)79歳
            

            
フォーレは小規模編成の楽曲を好み、室内楽作品に
名作が多く「ピアノ五重奏曲」を2曲書いている。

     ピアノ五重奏曲 第1番 ニ短調 作品89(1906年)
     ピアノ五重奏曲 第2番 ハ短調 作品115(1921年)

彼の最晩年を飾る「ピアノ五重奏曲 第2番」は、
1919年の夏に書き始め1921年の初めに
南フランスのニースで完成した。

前年の76歳のときに、音楽院の院長を辞している。

そのころのフォーレは、ひどい聴覚障害に苦しんでいた。
極度の難聴で、わずかに聴こえる音が狂って
聴こえてくる状態だった。

しかし、この五重奏曲は独創性と内容の深さと、
円熟しきってむしろ枯淡の域に達した技法とによって、
フォーレの室内楽の絶頂をなすものといわれる。

完成した年にパリで初演され大成功だった。
しかし、聴衆を熱狂させたものの、耳が聞こえない
フォーレは、「第九」の初演の際の
ベートーベンのようだったといわれている。

この作品は、後輩のポール・デュカスに献呈された。

        第1楽章 Allegro moderato
        第2楽章 Allegro vivo
        第3楽章 Andante moderato
        第4楽章 Allegro molto



(ピアノ) パスカル・ロジェ 
(四重奏) イザイ弦楽四重奏団
      ♪ 私が聴いた音源 ♪



【 ピアノ五重奏曲 第1番 ニ短調 Op. 89 】は
2016.03.20 に掲載





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