【 付随音楽「マスクとベルガマスク」Op. 112 】 フォーレ,ガブリエル 〔仏〕 (1845.05.12〜1924.11.04) 79歳
ポール・ヴェルレーヌ(1844〜1896)の 詩集「艶なる宴」をもとにした、舞台劇の音楽の 「マスクとベルガマスク」は、モナコ大公一世の 依頼で作曲した。
1919年4月10日モンテカルロで初演されたが、 舞台音楽としては、フォーレ最後の作品となった。
詩の朗読や歌、バレエによる舞台作品で、 イタリア演劇の登場人物の喜劇役者アルルカンや コロンピーナたちが舞台装置の上で楽しんでいると 普段は観客の役の役者たちがやってくる。 普段は目立たない彼らの方が劇を演じ、 喜劇役者を楽しませることになる。
マスク=仮面劇の人たち ベルガマスク=「ベルガモ舞曲を演じる人たち」
8曲からなるが、4曲は過去に作曲した作品の 再利用、2曲は基となる作品が存在するため、 新しく作曲したのは2曲だけである。
1、 序曲 (交響的間奏曲を基に) 2、 パストラール (新曲) 3、 マドリガル (合唱と管弦楽の曲) 4、 一番楽しい道 (歌曲) 5、 メヌエット (新曲) 6、 月の光 (歌曲) 7、 ガボット (ピアノ曲が原曲 ) 8、 パバーヌ (管弦楽曲)
序曲、メヌエット、ガボット、パストラールの4曲を 選んで、管弦楽組曲版も作っている。
第1楽章 Ouverture: Allegro molto vivo 第2楽章 Menuet: Tempo di minuetto - Allegretto moderato 第3楽章 Gavotte: Allegro vivo 第4楽章 Pastorale: Andantino tranquillo
ドビュッシーも4曲からなる、ピアノ組曲 「ベルガマスク」を書いている。
(管弦楽)ウィーン放送交響楽団 (指揮) ベルトラン・ド・ビリー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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