【 交響的舞曲 Op. 45 】 ラフマニノフ,セルゲイ・ヴァシリエヴィチ〔露〕 (1873.4.1〜1943.3.28) 69歳 癌
二十世紀ロシアを代表する作曲家のラフマニノフは、 由緒あるロシア貴族で、近衛の隊長だった父と 教養高い母との間に生まれたが、ロシア革命が 彼の生活を根本から覆した。
1917年の末に、ソヴィエト政権を嫌ってパリに 亡命し、翌年アメリカに移り永住の地と定めた。 毎年夏にはスイスで静養し、秋にヨーロッパの 演奏旅行をする、といった生活を繰り返した。
1940年ころ、祖国ロシアに復帰する意志を 示していたが、第二次世界大戦のため それが実現できずに、79年前の3月28日に、 70歳の誕生日を数日後にして、癌のため カリフォルニアのビヴァリー・ヒルズの自宅で、 69年の生涯を閉じた。
ラフマニノフフの最後の作品となった 「交響的舞曲」は、1940年にニューヨークの ロングアイランドで作曲された。 最初は2台のピアノのための版を書き、その後 オーケストレーションされ、オーマンディの指揮で フィラデルフィア管弦楽団により、翌年の 1月3日に初演され好評だった。
各楽章に「真昼」、「黄昏」、「夜中」と標題を 付すことを考えていたが、それは破棄された。
第1楽章 Non allegro 第2楽章 Andante con moto-Tempo di valse 第3楽章 Lento assai-Allegro vivace-Lento assai- Come prima-Allegro vivace
(管弦楽)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) エド・デ・ワールト ♪ 私が聴いた音源 ♪
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