【 ルーマニア民族舞曲 】
バルトーク,ベーラ 〔ハンガリー〕
（1881.03.25〜1945.09.26） 64歳 白血病
ハンガリーの生んだ二十世紀最高の作曲家の
バルトークは、１４１年前の３月２５日に
ナジュセントミクローシュで生まれた。
農学校校長だった父は熱心な音楽愛好家で、
楽器もたしなんだし、母はピアノ教師だった。
彼は５歳のころからの母にピアノを習い始めた。
７歳のときに父が亡くなり、母は小学校の
教師としてハンガリー国内を転々としたが、
その間も幼いバルトークに音楽の勉強を勧め、
１０歳のときには、少年ピアニスト・作曲家として、
公衆の前に立ったほどであった。
１１歳のときにはピアノ小品を書いていた。
ブダペスト王立音楽院で学んだが、
後に、マジャール民謡の知的な研究から、
音楽の新しい可能性をきりひらき、
現代音楽を発展させた。
ハンガリーの民族音楽の採集も行い、民謡の
編曲なども行なったが、６曲からなる組曲の
「ルーマニア民俗舞曲」の原曲は、ピアノのための
「ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲」で、
バルトーク３４歳の１９１５年の作品である。
後に、バルトーク自身の編曲で、小管弦楽曲に、
またウィルナーの編曲で弦楽合奏用に、
１９２６年には、セーケイにより
バイオリン曲として、編曲されている。
曲全体の適度な長さ、一つ一つの曲想のおもしろさ、
変化に富んだ曲が巧みに配列されていること、
比較的おとなしい、調的な和声づけがされている
ことなどが、ポピュラーになったようだ。
1. 棒踊り
2. 飾り帯の踊り
3. 踏み踊り
4. 角笛の踊り
5. ルーマニア風ポルカ
6. 速い踊り
（ピアノ）ゾルターン・コチシュ
♪ 私が聴いた音源 ♪
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