【 弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 作品127 】 ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン〔独〕 (1770.12.17〜1827.3.26) 56歳
ベートーベンは、全16曲の弦楽四重奏曲を 書いているが、「ガリツィン四重奏曲」と呼ばれる 3曲は、ロシアの貴族のニコライ・ガリツィン公爵の 勧めによって作られ、献呈されている。
第12番 変ホ長調 作品127 第13番 変ロ長調 作品130 第15番 イ短調 作品132
「後期」の作品となる「弦楽四重奏曲第12番」は、 1824年に着手されたが、この年には鬱病にかかったり、 「第九」の初演などのため、十分な作曲活動ができず、 1825年10月に完成した。
構想の大きさ、内省の声の深さ、あらゆる技巧に 超越した幽玄の手法は「後期」の作品に共通している。
「第12番 変ホ長調 作品127」は作曲の年の 3月6日に初演されたが、評判が良くなくて 3月23日に再演され、大成功をおさめた。
柔らかな旋律が声部間に歌い交わされつつ 流れるように進行していく。
第1楽章 Maestoso - Allegro 第2楽章 Adagio, ma non troppo e molto cantabile 第3楽章 Scherzando vivace 第4楽章 Finale: Allegro
(演奏)アルバン・ベルク四重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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