【 ヴィクトリア円舞曲 Op. 103 】
ヨハン・シュトラウス,バプティスト 〔墺〕
（1804.03.14〜1849.09.25） 45歳 猩紅熱
「美しく青きドナウ」など、多くのワルツを作曲した
〈ワルツ王〉ヨハン・シュトラウスの父で〈ワルツの父〉
と呼ばれたヨハン・バプティスト・シュトラウスは、
２１８年前の３月１４日にウィーンで生まれた。
家はビール販売と旅館経営をしていたので、
店で演奏する楽員からヴァイオリンを贈られたことから、
興味を持ち勉強をした。
後に、弦楽オーケストラを組織し、ウィーンの
人たちから人気を得て、演奏旅行をするまでになった。
大衆音楽家として愛され、パリではフランス国王から
賞賛され、ロンドンではヴィクトリア女王の
戴冠式を祝って,ワルツ「ヴィクトリア円舞曲 作品１０３」を
作曲し、女王に捧げている。
４０歳のときに、息子のヨハンが楽団を組織したが、
以前から自分のような職業につくことを
反対していて妻と別居し、息子を勘当した。
そして、翌年妻と離婚し、エミーリエと再婚した。
５年後、２人の間に出来た子どもから猩紅熱を
感染して世を去ることになるのだが・・・
シュトラウス一世は、ワルツの他に行進曲や
ポルカなど、多くの作品を作曲したが、ウィーン風の
演奏様式の開拓など、ワルツに関する功績は大きい。
そして、宮廷をはじめとする上流社会に
古いメヌエットに代わってワルツを流行させ、
ポルカなどもウィーン的な洒落た
洗練された味のものに衣替えさせた。
その作品の全ては息子のシュトラウス二世によって、
編集され、世界中で演奏されている。
（管弦楽）ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
（指揮） ウィリー・ボスコフスキー
♪ 私が聴いた音源 ♪
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