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...... 2022年03月13日 の日記 ......
■ 《 王太子妃との恋 》   [ NO. 2022031301-1 ] v

【 歌曲「嘆きのセレナード」】
       
トセリ,エンリーコ 〔伊〕
(1883.03.13〜1926.01.15) 42歳
          

            
トセリは139年前の3月13日にフィレンツェで
生まれ、同地で42年の生涯を閉じた作曲家で、
ピアニストとしてもヨーロッパ各地で活躍した。

作品には器楽曲が多いが、交響詩・オペラなども
作曲している。

24歳のとき、ドイツの元ザクセンの王太子妃
ルイーゼと恋愛結婚し、国際的な関心をひいた。
ザクセンの王太子は、ルイーゼとの離婚が成立した
翌年に第7代国王、フリードリヒ・アウグスト
三世となった。

トセリとルイーゼが結婚したのは、その3年後の
1907年で、一人息子が生まれたものの
5年後に離婚している。

今日彼の名を残す作品は「嘆きのセレナード」しかない。
詩は、ルフレード・シルベストリの「後悔」で、
セレナードとはいえないのかも・・・

ごく短い小曲だが、旋律美にあふれ、
トセリの若き日の悲しい恋を歌っているような
感傷を見事にえがいている作品で、
世界的に流行した。



黄金の夢のごとくに
心に刻みつけられた夢は
過ぎし日の愛を
ふたたび想いださせる
楽しく輝かしい青春の日の
やさしい微笑みも
今はまぼろしとなった



ザクセン王国
フリードリヒ・アウグスト一世(1806年ー1827年)
フリードリヒ・アウグスト三世(1904年ー1918年)
1918年に退位。 ザクセンは共和国へ移行。     

第7代国王
フリードリヒ・アウグスト三世(1865年ー1932年)
トスカーナ大公フェルディナント四世の
大公女ルイーゼ(1870年ー1947年)と結婚。
1903年2月11日離婚成立。




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