【 アニュス・デイ 】
バーバー,サミュエル 〔米〕 (1910.03.09〜1981.01.23) 70歳
現代アメリカの作曲家の中では、保守的な 手がたい作風、ロマンティックな叙情性を 特色として高い地位を占めていたバーバーは、 112年前の3月9日にペンシルヴァニア州の ウェスト・チェスターで生まれた。
アルト歌手の伯母ルイーズ・ホーマーと、 その夫で作曲家のシドニーに音楽的影響を 与えられ、音楽的才能を開花させた。
14歳から21歳まで、フィラデルフィアの カーティス音楽学校で学び、数々の賞を得ている。 後にカーティス音楽学校で教えた。
イタリアにも留学したが、伝統的な彼の 作品は豊かで華麗な旋律が特徴である。
1967年の作品「アニュスデイ」(神の小羊)は、 1936年に作曲した「弦楽四重奏曲 第1番 作品11」の 第2楽章を1937年に弦楽オーケストラ用に 編曲した「弦楽のためのアダージョ 作品11」に ミサ曲の「アニュスデイ」の歌詞をつけた合唱版で、 ア・カペラによる混声8部に編曲したものである。
ケネディ大統領が暗殺されたときに演奏され、 アメリカでは、葬送のときによく使われるようになった。
(合唱)ケンブリッジ・シンガーズ (指揮)ジョン・ラター ♪ 私が聴いた音源 ♪
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