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...... 2022年03月08日 の日記 ......
■ 《 幻想的変奏曲 》   [ NO. 2022030801-1 ] or

【 交響詩「ドン・キホーテ」作品35 】
    
リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク 〔独〕
(1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病
        

          
リヒャルト・シュトラウスは、ブラームスに才能を
認められ、後にベルリオーズやリスト、ワーグナーの
音楽を研究し、標題的傾向のある作品に興味を
示すようになり、交響詩の世界に足を踏み入れ、
7つの作品を書いた。

     「ドン・ファン」作品20 (1888年)
     「マクベス」作品23 (1890年)
     「死と変容」作品24 (1889年)
     「ティル・オイレンシュピーゲルの
       愉快ないたずら」作品28 (1895年)
     「ツァラツゥストラはこう語った」作品30 (1896年)
     「ドン・キホーテ」作品35 (1897年)
     「英雄の生涯」作品40 (1898年)

6作目の交響詩「ドン・キホーテ」は、スペインの
小説家セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」に
もとづいて作曲された。

その他、多くの作曲家が、標題音楽や歌劇として
音楽化しているが、シュトラウスの作品と比べると、
大きな音楽的意義や優れた価値を持つものではない。

この曲の楽譜には「大管弦楽のための騎士的な性格の
一つの主題による幻想的変奏曲」と書き記している。

一つの主題とは「悲しげな姿の騎士、ドン・キホーテ」で、
この他に従者のサンチョ・パンサの旋律も主要な
変奏の主題で、さらに、貴婦人の旋律を副次的な
主題として、序〜10の変奏〜終曲からなる。

ドン・キホーテの数々の奇行を、シュトラウスの
すぐれた管弦楽法で色彩的にユーモラスに描いている。
ドン・キホーテは独奏チェロで、サンチョは
独奏ヴィオラ、テノールはチューバやバス・クラリネット、
貴婦人は木管で現れることが多い。

1898年3月8日にケルンでヴェルナーの
指揮により初演された。
(ヴェルナーは、「コールユーブンゲン」の著者)



(ヴィオラ)セバスティアン・ヘルベルク
(チェロ) ヤン・フォーグラー    
(管弦楽) ドレスデン国立管弦楽団  
(指揮)  ファビオ・ルイージ    
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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