【 ヴァイオリン協奏曲 第1番 ホ長調 「春」RV 269 】 ヴィヴァルディ,アントニオ 〔伊〕 (1678.03.04〜1741.07.28) 63歳
バロック時代を代表する作曲家のひとりの ヴィヴァルディは、344年前の3月4日に イタリアのヴェネツィアで生まれた。 父親からヴァイオリンの手ほどきを受け、 15歳で教会に入り25歳で司祭になった。
彼は優れたヴァイオリニストとして、18世紀前半の イタリアのヴァイオリン界に主要な役割を果たし、 運指法や運弓法の技巧に新生面を開いた。
ヴィヴァルディの作品は大部分がヴァイオリン曲だが、 他の楽器(ビオラ・ダモーレ、チェロ、マンドリン、 フルート・ピッコロ、オーボエ、ファゴット、ホルン、 トランペットなど)のためにも数多く作曲している。
725年ごろに作曲されたヴァイオリン協奏曲「四季」は、 作品8の合奏協奏曲集(和声とインベンションの試み) 全12曲中の第1番から第4番までにあたり、 それぞれ3楽章でできていて、 独奏ヴァイオリンと弦楽通奏低音からなる。
第1番 ホ長調「春」 (緑を連想させる喜ばしげな曲想) 第2番 ト短調「夏」 (けだるい、いやな季節) 第3番 ヘ長調「秋」 (収穫を喜ぶ農民の快活な姿) 第4番 ヘ短調「冬」 (氷の上を歩く人のユーモラスな姿)
第1番「春」は
第1楽章ー春の訪れ、小鳥たちの歌、泉のせせらぎ 第2楽章ー花盛りの牧場、木々の葉のざわめき、 羊飼いと犬の昼寝 第3楽章ー牧歌風な牧笛の陽気な調べ、ニンフと 羊飼いの愉快な踊り
これらは、作者不詳のソネット(14行詩)の 内容を基にして作曲された標題音楽で、 細やかな自然が音楽となっている。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Largo e pianissimo sempre 第3楽章 Danza pastorale: Allegro
(ヴァイオリン)ファビオ・ビオンディ (演奏) エウローパ・ガランテ (指揮) ファビオ・ビオンディ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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