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...... 2022年02月21日 の日記 ......
■ 《 最後の作品 》   [ NO. 2022022101-1 ] o

【 歌劇「ラクメ」】
       
ドリーブ,レオ 〔仏〕
(1836.02.21〜1891.01.16) 54歳
       

            
フランスが生んだ「バレエ音楽の父」と呼ばれている
ドリーブは、186年前の2月21日に
サン=ジェルマン=デュ=ヴァルで生まれた。

29歳で、オペラ座の合唱副指揮者となり、
同時にバレエ音楽作曲への興味を抱き始めた。

45歳のときからパリ音楽院の作曲家教授として、
後進の指導にあたりながら創作活動を行なった。

作品はカンタータ、歌曲、付随音楽、教会音楽、
合唱曲などがあるが、ドリーブの音楽は、
優美典麗であり声楽の部分もオーケストラの部分も
無理なく流れるように書かれている。

       プッチーニ「蝶々夫人」( 日本)    
       プッチーニ「アフリカの女」(アフリカ)
       ドリーブ「ラクメ」(インド)

3つの作品は舞台は違うが、軍人がそれぞれの
土地の女性と恋におちて、悲劇的な結末となる点で
共通した内容となっている。

イギリス統治下のインドを舞台にした3幕のオペラ
「ラクメ」は、自身の手で完成した最後の作品で、
東洋的な異国情緒を巧みにかもし出しているが、
他のオペラ同様、劇的迫力には乏しい。
そこに彼のオペラの限界があったといわれている。

しかし、彼が作曲したオペラの中では、人気のある
唯一の作品で、色彩的・優美・快活さなどは、
バレエ曲と共通している。

1883年4月14日にパリの
オペラ・コミック座で初演された。

ピエール・ロティの小説「ロティの結婚」に
ヒントを得ていて、バラモン教の僧ニラカンタの
娘のラクメと、イギリス陸軍士官ジェラルドとの
悲恋を描いている。

第1幕 バラモン教の寺院の庭
第2幕 街の広場      
第3幕 森の中の小屋    





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