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...... 2022年02月10日 の日記 ......
■ 《 ロシアの自然 》   [ NO. 2022021001-1 ] or

【 歌劇「雪娘」より「道化師の踊り」】

リムスキー=コルサコフ,      
   ニコライ・アンドレイ・ヴィチ〔露〕
(1844.03.18〜1908.06.21) 64歳



歌劇「雪娘」は、リムスキー=コルサコフが
36歳の年から翌年にかけて作曲された。
台本はアレクサンドル・オストロフスキーの
「春の物語」をもとにして彼自身が書いた。

古いロシアの太陽神崇拝時代の邪教的風俗と、
ロシアの自然に対する彼の愛着とが、
この歌劇の作曲の動機となった。

恋をすれば死んでしまう運命の雪娘が、羊飼いの
彼の恋を得て、夏の太陽の神ヤリーラの光を受け
消え去ってしまうという、寒い北の国ペレンディの
冬の王の娘の雪娘の物語である。
プロローグと4幕で構成されている。

全曲を通じて、R=コルサコフが採譜した
ロシア民謡から意識的に借用された民謡調が顕著で、
楽器編成もそれまでの彼の歌劇にはみられない、
大規模なものとなっていて、色彩的効果に富んでいる。

第3幕の中頃、森の中で人々が夏の到来を祝って
踊る場面の「道化師の踊り」(軽業師の踊り)は、
ロシア舞曲のリズムをもった音楽で、
単独で演奏されることが多い。

この歌劇の初演は、1882年2月10日に
ペテルブルクのマリンスキー劇場で行なわれた。



(管弦楽)フィラデルフィア管弦楽団
(指揮) ユージン・オーマンディー
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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