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...... 2022年01月30日 の日記 ......
■ 《 悲しみの三重奏曲 》   [ NO. 2022013001-1 ] ch

【 ピアノ三重奏曲 第2番 ニ短調 Op. 9 】
        
ラフマニノフ,セルゲイ・ヴァシリエヴィチ〔露〕
(1873.04.01〜1943.03.28) 70歳
           

             
ラフマニノフは「悲しみの三重奏曲」を2つ書いた。
「第1番 ト短調」は作品番号のない単一楽章で
1892年に作曲した。
翌年の1893年に書いた「ニ短調 作品9」は
第2番と呼ばれている。

第1番は1892年1月30日に ラフマニノフの
ピアノにより初演されたが、出版されたのは、
1947年になってからだった。

チャイコフスキーがモスクワ音楽院の院長
ニコライ・ルビンシティンの死に際して
1881年3月に 作曲した「ピアノ三重奏曲」
《偉大な芸術家の想い出のために》の
第1楽章を手本にして書いている。

そして、第2番は1893年11月6日に
敬愛するチャイコフスキーの突然の死を悼んで
書書き始め、12月には完成し、翌年の1月末日に
ラフマニノフのピアノにより初演された。

20歳のラフマニノフのみずみずしい感性が
生かされている作品である。

葬送の鐘を模倣したピアノの荘厳な和音から始まる。
悲しげな旋律が重ねられていく。
主題と6つの変奏曲は、自作の幻想曲からとられている。

        第1楽章 Moderato-Allegro vivace 
        第2楽章 Quasi variazione 
        第3楽章 Allegro risoluto



(ピアノ)   ボリス・ベレゾフスキー   
(ヴァイオリン)ドミートリー・マフチン   
(チェロ)   アレクサンドル・クニャーゼフ
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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