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...... 2022年01月25日 の日記 ......
■ 《 ワーグナー風 》   [ NO. 2022012501-1 ] o

【 オペラ「エレクトラ」Op. 58 】
        
リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク〔独〕
(1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病
             

             
R.シュトラウスは、1905年に発表した
「サロメ」で、ワーグナーの後継者として
自他共に認められた。
成功で得た莫大な収入でミュンヘンに山荘を建て、
世を去るまでの40年間そこで創作活動を続けた。

一幕の悲劇「エレクトラ」は、1909年1月25日に
ドレスデンの宮廷歌劇場で初演された。

アガメムノン王とクルテムネストラの娘エレクトラが
弟と一緒に父の仇を討つという物語りだが、
敵討ちの相手が母親とその不倫相手という
異色なものである。

音楽は、不協和音を効果的に用いて、劇的な迫力、
恐怖の気分、復讐の情熱を巧みに表現してゆく。
和声的にも無調性がしばしばとられている。

しかし、その中にシュトラウス独特の
甘い感傷性がときとして現われる。
管弦楽法も色彩的で、劇をすすめるのに
大きな役割を果たしている。
合唱は重視されてない。

この「エレクトラ」でワーグナー風な劇の
凝縮したものに達し、その後また新しい
境地へと進んでいった。





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