 【 交響詩「死の舞踏」Op. 40 】 サン=サーンス,シャルル・カミユ 〔仏〕 (1835.10.09〜1921.12.16) 86歳 心臓病
 サン=サーンスはリストの影響を受けて、 交響詩を4曲書いたが、3曲はギリシャ神話に 基づいている。
交響詩「オンファールの糸車」作品31(1871年) 交響詩「ファエトン」作品39(1873年) 交響詩「死の舞踏」作品40(1874年) 交響詩「ヘラクレスの青年時代」作品50(1871年)
「死の舞踏」は、フランスの詩人アンリ・カザリスの 詩「死の舞踏」に暗示されたもので、墓場で踊る骸骨の 無気味な光景をリアリスティックに描写している。
真夜中の時計の音とともに骸骨が現れ、 暁の鶏の声で墓に逃げ帰るという構成になっている。
死神が墓場に現れる 死神がヴァイオリンを弾く 骸骨がガチャガチャと踊る 朝を告げる雄鶏の鳴き声 そして激しく踊っていた骸骨たちは墓場へ帰り、 曲は静かに終わる。
骸骨の骨のぶつかる音を表現するシロフォンの旋律は 彼の作品の「動物の謝肉祭」の第12曲「化石」で 使われている。
「死の舞踏」は、1872年に歌曲として作曲され、 1874年に管弦楽用にまとめられた。 1875年1月24日にパリのシャトレ座で、 コロンヌの指揮、コロンヌ管弦楽団により 初演された。

(管弦楽) NBC交響楽団 (指揮) アントゥーロ・トスカニーニ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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