 【 バレエ音楽「ライモンダ」Op. 57 】 グラズノフ,アレクサンドル・ コンスタンティノヴィチ 〔露〕 (1865.08.10〜1936.03.21) 71歳
 グラズノフが書いたバレエ作品の第1作が、 マリウス・プティパの振付けによる 第3幕4場の「ライモンダ」で、1898年 1月19日にマリインスキー劇場で初演された。
ロシアの国民的要素はあまりなく、東洋的な ものや、ハンガリー的なものが、洗練された 手法の中に、ふんだんに生かされている。
第3幕で演じられる「グラン・パ・クラシック」 (ライモンダのパ・ド・ドゥ)は有名である。
十三世紀初頭の国王アンドレ二世治下の ハンガリーが舞台になっている。 ドリス伯爵夫人の姪のライモンダは、騎士の ジャン・ド・ブリアンとの婚礼の日も近い。
そこへサラセンの王子アブドゥラーマンが現れて、 ライモンダに熱烈な恋をし、奪い去ろうとする。 ジャンと決闘になり、アブドゥラーマンは殺され、 ライモンダとめでたく結婚をする。
このバレエ音楽からは、グラズノフ自身により 演奏会用組曲「ライモンダ」作品57aも編まれている。

(管弦楽)ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団 (指揮) ホセ・セレブリエール ♪ 私が聴いた音源 ♪
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