【 オーボエ協奏曲 ニ短調 Op. 9の2 】
アルビノーニ,トマゾ 〔伊〕
（1671.06.08〜1750.01.17） ７8歳 糖尿病
イタリア・バロック音楽の作曲家のアルビノーニは、
バッハより１４歳上で、ヴィヴァルディと
同じ時期に、同じヴェネツィアで活躍した作曲家だが、
２人は同じ教師について学んでいたので、
兄弟弟子の関係にあった。
ヴィヴァルディは、プロの音楽家として活躍していたが、
製紙業とトランプ製造を営む裕福なヴェネツィア貴族の
家庭に生まれたアルビノーニは、音楽は職業ではなく
趣味としてたしなんでいたので、
「ヴェネツィアのディレッタント（芸術愛好家）」と
自称していた。
３４歳のときに美しい歌手と結婚したが、
生涯については詳しくはわかっていない。
２７２年前の１月１７日に糖尿病のため
生地のヴェネツィアで７８年の生涯を閉じた。
彼は５０曲以上のオペラを作曲しているが、
現在では協奏曲や室内楽の作品が演奏されている。
最も有名なのは「オーボエ協奏曲」で、
作品７と作品９にそれぞれ８曲あり、
それら８曲はオーボエ・ソロのための作品４曲と、
２本のオーボエのための作品４曲に
分けることができる。
それぞれ、次の３楽章からなるが、
バロックの典雅な雰囲気とオーボエの
美しい音色に魅了される作品である。
第１楽章 Allegro e non presto
第２楽章 Adagio
第３楽章 Allegro
（オーボエ）アレブレヒト・マイヤー
（管弦楽） ニュー・シーズンズ・アンサンブル
（指揮） アレブレヒト・マイヤー
♪ 私が聴いた音源 ♪
アルビノーニが活躍していたころの１７０７年に、
日本では富士山が噴火している。
|
|
