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...... 2022年01月14日 の日記 ......
■ 《 ヴィオラ協奏曲 》   [ NO. 2022011401-1 ] co

【 シュバーネンドレーヤー(白鳥を焼く男)】
        
ヒンデミット,パウル 〔独〕
(1895.11.16〜1963.12.28) 68歳
         

           
ヒンデミットは、13歳ですでにヴァイオリンの
名手といわれるほどになり、ダンス・バンドなどで
自活していたが、後にヴィオラの名手となり、
ヴィオラの作品も作曲した。

「ヴィオラと小管弦楽のための古い民謡による協奏曲」
という副題をもっている「シュバーネンドレーヤー」は、
ベルリン時代のヒンデミットの最も脂ののっていた
1935年に作曲され、その年の1月14日に
アムステルダム・コンツェルトヘボウ管弦楽団、
メンゲルベルクの指揮、ヒンデミットの
ヴィオラ独奏で初演された。

古い民謡の旋律によるヴィオラ協奏曲で、
題名は第3楽章に用いられた民謡の
「シュバーネンドレーヤー」(白鳥を焼く男)
に由来している。

「吟遊詩人やって来て数々の歌を披露する」という
主旨で作曲されていて、吟遊詩人の役割を
ヴィオラが託され、3つの楽章にはそれぞれ別々の
中世のドイツ民謡が使われている。

この曲は、独奏ヴィオラにかなり高度の
演奏技巧を要求し、元来地味な楽器の
ヴィオラを効果的に使用している。

楽器編成は、ヴィオラの効果を生かすため、
管弦楽の弦の部分を極端に制限し、
ヴァイオリンとヴィオラをおかず、4本のチェロと
3本のコントラバスだけを用いている。

   第1楽章 Zwischen Berg und tiefen Tai 
        (山と深い峡谷の間で)
   第2楽章 Nun laube,Lindlein,laube! - Fugato:
        Der Gutzgauch auf dem Zaune sass
        (いざその葉を落とせ、小さな菩提樹)
   第3楽章 Variation: Seid ihr nicht der Schwanendreher
        (あなたは白鳥の肉を焼く人ではありませんね)
         による変奏曲



(ヴィオラ)ラファエル・ヒリヤー    
(管弦楽) 日本フィルハーモニー交響楽団
(指揮)  渡邊暁雄          
         ♪ 私が聴いた音源 ♪



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