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...... 2022年01月06日 の日記 ......
■ 《 器楽音楽の復興 》   [ NO. 2022010601-1 ] or

【 東洋の色彩 Op. 44 第3番 】
           
マルトゥッチ・ジョゼッペ 〔伊〕
(1856.01.06〜1909.06.01) 53歳


          
マルトゥッチは166年前の1月6日に
ナポリ近郊の町カプアで生まれた。
トランペット奏者の父親に学び、7歳のときに
ピアニストとしてデビューした。
          
後に、ナポリ音楽院で学び19歳からは
ピアニストとして、ヨーロッパ各地を演奏旅行をした。
1880年に母校のピアノ教授となったが、
1886ー1902年まではボローニャ音楽院の
院長をつとめた。

1902年からはナポリに戻り、王立音楽院の
院長に就任した。
晩年はナポリで過ごし、同地で53年の生涯を閉じた。

指揮者としても活躍したが、イタリアでの
ワーグナーの作品の上演に尽力した。
1888年にボローニャで「トリスタンとイゾルデ」が
初演されたが、指揮者はマルトゥッチだった。

16歳のときにピアノ曲を作曲し、交響曲、
ピアノ協奏曲、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲などの
作品をのこしたが、 オペラは1曲も書かなかった。

オペラ全盛だったイタリアにおいて、器楽音楽を
復興しようという運動の先駆者として知られ、
その流れは、レスピーギやカセルラ、
カステルヌオーボ=テデスコなどの人々に
引き継がれていった。

「東洋の色彩」は、19歳のときのピアノ作品だが、
後に作曲者自身の手により、オーケストラ版が作られた。



[ オーケストラ版 ]

(管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団 
(指揮) フランチェスコ・ダヴァロス
       ♪ 私が聴いた音源 ♪



     

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