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...... 2021年12月21日 の日記 ......
■ 《 田園 》   [ NO. 2021122101-1 ] sy

【 交響曲 第7番 ヘ長調 Op. 77 “田園” 】
        
グラズノフ,アレクサンドル・
      コンスタンティノヴィチ〔露〕
(1865.08.10〜1936.03.21) 71歳
        

            
バラキレフから才能を高く評価され「小グリンカ」と
呼ばれたグラズノフがその後に学んだのが
リムスキー・コルサコフだった。

グラズノフの作品は、ロシア国民学派の
民族主義音楽を受け継ぎ、チャイコフスキーの
西洋ロマン主義音楽の手法も消化した折衷的なもので、
オペラ以外の管弦楽作品、特にバレエ音楽に
才能を発揮し、管弦楽の色彩的表現に長けていた。

交響曲は9曲作曲したが、第9交響曲は未完である。
第3番から第7番までは、ベートーベンの交響曲の
第2番から第6番と同じ調性で書かれている。

       グラズノフ        ベートーベン
    第1番 ホ長調 (1882)  
    第2番 嬰ヘ短調(1886)   第1番 ハ長調
    第3番 ニ長調 (1890)   第2番 ニ長調
    第4番 変ホ長調(1893)   第3番 変ホ長調
    第5番 変ロ長調(1895)   第4番 変ロ長調
    第6番 ハ短調 (1896)   第5番 ハ短調
    第7番 ヘ長調 (1902)   第6番 ヘ長調
    第8番 変ホ長調(1906)   第7番 イ長調
    第9番 ニ短調 (1910)   第8番 ヘ長調
                   第9番 ニ短調

交響曲第7番は、1901年から翌年にかけて
作曲され、完成の年の1902年12月21日に
グラズノフの指揮により初演され、
ベリャーエフに献呈された。

第1楽章はベートーベンの「交響曲第6番“田園”」と
似た雰囲気をもつことから、初演からしばらくして
「田園」という名前で呼ばれるようになった。

        第1楽章 Allegro moderato
        第2楽章 Andante
        第3楽章 Scherzo: Allegro Giocoso 
        第4楽章 Finale: Allegro maestoso



(管弦楽)ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
(指揮) ホセ・セレブリエール            
           ♪ 私が聴いた音源 ♪



    

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