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...... 2021年12月01日 の日記 ......
■ 《 永田 錦心 》   [ NO. 2021120101-1 ] ch

【 エクリプス(蝕)】
        
武満 徹 〔日〕
(1930.10.08〜1996.02.20) 65歳 膀胱癌
        
永田 錦心 〔日〕
(1885.12.01〜1927.10.30) 42歳    
          

             
薩摩琵琶の創始者の永田錦心は、
1915年にに薩摩琵琶錦心流を創流した。

従来の薩摩琵琶に長唄や清元節などの
各種の邦楽の要素を取り入れて新味を出し、
全国的流行をみた。
絵画、文学、弓術などにも長じていた。

日本が生んだ現代音楽の第一人者の武満徹が
1966年に作曲した琵琶と尺八を取り入れた
「エクリプス(蝕)」は「ノヴェンバー・ステップス」の
元になった曲で昭和41年に初演された。

武満の代表作「ノヴェンバー・ステップス」は
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の
創立125周年記念演奏会のために作曲された。

「エクリプス(蝕)」は、尺八と琵琶と
オーケストラによる二重協奏曲の形態をとり、
尺八の響きがオーケストラの複雑な和音と
結びついたり、琵琶の撥音がオーケストラの
ピチカートに対応したりと、ユニークな
音楽空間を形成している。

武満が最初に琵琶を用いた作品は
映画「切腹」、NHK大河ドラマ「源義経」だった。



(尺八) 横山 勝也
(琵琶) 鶴田 錦史
   ♪ 私が聴いた音源 ♪




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