 【 ピアノ協奏曲 第5番 ト長調 Op. 55 】
プロコフィエフ,セルゲイ 〔露〕 (1891.04.23〜1953.03.04) 61歳
フルトヴェングラー 〔独〕 (1886.01.25〜1954.11.30) 68歳 肺炎

プロコフィエフより5歳年上のフルトヴェングラーは、 ベルリンで生まれ、指揮者として活躍し、 ドイツ指揮界の王者として君臨した。
ナチスの天下になると最初は抵抗したが、 結局はナチスに屈従した。 第二次世界大戦後戦犯になったが、無罪となった。
67年前の11月30日に肺炎のため、 バーデン・バーデンで68年の生涯を閉じた。
有能なピアニストだったプロコフィエフは、 生涯に多くのピアノ作品を残したが、 ピアノ協奏曲は5曲ある。
第1番 変ニ長調 作品10 (1911年) 第2番 ト短調 作品16 (1913年) 第3番 ハ長調 作品26 (1921年) 第4番 「左手のための」作品53 (1931年) 第5番 ト長調 作品55 (1932年)
現代ピアノ協奏曲の中で、最も有名なのは 第3番だが、プロコフィエフの最後のピアノ協奏曲と なったのは「ピアノ協奏曲 第5番」で、 1932年に着手された。
初演はプロコフィエフのピアノと、フルトヴェングラーの 指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団により ベルギーで行なわれた。
5楽章からなるが、20分余りの短い協奏曲である。
第1楽章 Allegro con brio 第2楽章 Moderato ben accentuato 第3楽章 Toccata: Allegro con fuoco 第4楽章 Larghetto 第5楽章 Vivo

(ピアノ)アブデル・ラーマン・エル・バシャ (管弦楽)ベルギー王立モネ歌劇場管弦楽団 (指揮) 大野 和士 ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|