 【 小組曲 】 ボロディン,アレクサンドル ポルフィリェヴィチ 〔露〕 (1833.11.12〜1887.02.27) 53歳
 国民学派のロシア五人組のひとりのボロディンは、 ロシア貴族と軍人の娘との間に188年前の 11月12日ペテルブルクで、私生児として生まれた。
有機化学の研究者であったボロディンは、 医科大学の教授として多忙な生活を送っていたため、 作られた音楽作品はきわめて少ない。
当時、ロシア国民学派の人々の関心は歌劇や 標題音楽や歌曲にあって、室内楽やピアノ曲などの 抽象的な純粋器楽にはあまり興味を感じなかったが、 ボロディンだけは、かなりの興味を示し、 室内楽、ピアノ曲なども作曲している。
彼は、1885年の夏にベルギーのアントワープで 催されたロシア音楽を紹介する演奏会に アルジャント伯爵夫人に招かれた。
夫人に感謝し、献呈した曲がピアノ曲の「小組曲」で、 7曲の小品からなる。
第1曲 修道院にて 第2曲 間奏曲 第3曲 マズルカ ハ長調 第4曲 マズルカ 変イ長調 第5曲 夢 第6曲 セレナーデ 第7曲 夜想曲

(ピアノ)ディルク・イェレス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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