 【 バレエ音楽「プルチネルラ」組曲 】 ストラヴィンスキー,イーゴル 〔露〕 (1882.06.18〜1971.04.06) 88歳 アンセルメ,エルネスト 〔スイス〕 (1883.11.11〜1969.02.20) 86歳
 スイスの指揮者、数学者のアンセルメは、 138年前の11月11日にレマン湖の町の ヴヴェイで生まれた。 父は幾何学の学者で、アンセルメも 数学を学び大学教授となったが、 楽の勉強もしていた。
1910年に指揮者としてデビューし、 音楽の道に転向した。 数年後、ストラヴィンスキーと出会い、 ディアギレフに紹介したことから、ロシア・バレエ団 (バレエ・リュス)の指揮者となった。
プロコフィエフやファリャなどの作品の 初演を指揮したが、ストラヴィンスキーの 数多くの作品も初演していて、その中には 「プルチネルラ」も含まれる。
アンセルメは、スイス・ロマンド管弦楽団に 半世紀にわたって君臨した。
「プルチネルラ」とは、18世紀のナポリの劇場で、 しばしば登場した道化役の名前で、 ロシアバレエ団を率いるディアギレフは、ミラノで この道化が登場する未発表の台本を見つけた。
そして、この話しに基づくバレエ作りを思い立ち、 18世紀イタリアの作曲家のペルゴレージの あまり知られていない曲の楽譜を添えて、 ストラヴィンスキーに作曲を依頼した。
1919年から1920年にかけてバレエ音楽の 「プルチネルラ」は作曲され、1920年に パリ・オペラ座で初演された。 1922年ごろに、オーケストラのための組曲に 編曲している。
1、Sinfonia 2、Serenata 3、Scherzino 4、Tarantella 5、Toccata 6、Gavotta con due variazione 7、vivo 8、Minuetto 9、Finale

(管弦楽) オルフェウス室内管弦楽団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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