 【 交響曲 第3番 イ短調 Op. 44 】 ラフマニノフ,セルゲイ・ヴァシリエヴィチ〔露〕 (1873.04.01〜1943.03.28) 70歳 癌
 ラフマニノフが作曲した交響曲と名のつく曲は 3曲あるが、3曲とも短調である。
交響曲第1番 ニ短調 作品13 (1895年) 交響曲第2番 ホ短調 作品27 (1906-08年) 交響曲第3番 イ短調 作品44 (1936年)
最後の番号つき交響曲は第3番だが、1940年に 最後の作品となった「交響的舞曲作品45」を書いている。
「交響曲第3番」スイスのルツェルン湖のほとりの 別荘「ナセル」で、1935年6月に着手し、 1年後の6月6日に完成した。
祖国を失った作曲家の甘美な憂鬱、切ないまでに甘く、 暗く心をえぐる美しさがあふれている。
完成の年の11月6日にストコフスキーの指揮、 フィラデルフィア管弦楽団の演奏で初演された。
ラフマニノフの指揮、フィラデルフィア管弦楽団の 共演での録音も残している。
第3楽章では、お気に入りのグレオリオ聖歌の 「怒りの日」のモチィーフが現れる。
第1楽章 Lento - Allegro moderato 第2楽章 Adagio ma non troppo - Allegro vivace 第3楽章 Allegro

(管弦楽)ロンドン交響楽団 (指揮) ネーメ・ヤルヴィ ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|