 【 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら」Op. 28 】
リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク 〔独〕 (1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病

リヒャルト・シュトラウスは、ブラームスに才能を 認められ、後にベルリオーズやリスト、ワーグナーの 音楽を研究し、標題的傾向のある作品に興味を 示すようになり、交響詩の世界に足を踏み入れた。
31歳のときの作品の 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は、 彼の作品の中で最も広く愛好されているもので、 『昔の無頼の物語によるロンド形式の大管弦楽のための』 と副題がついている。
十四世紀の北ドイツの伝説の奇人でいたずら者の ティル・オイレンシュピーゲルを主人公に、 彼の冒険談を題材としていて、絞首台におくられる 顛末が様々に描かれている。
巧みな管弦楽法で個々の楽器の特性に応じて表現をし、 ティルのユーモラスな主題は先ずホルンで現れる。 ユーモアと機知に富み、単純で民謡風な親しみやすい 主題をつかい、分かりやすい作品となっている。
1895年11月5日にケルンで フランツ・ヴェルナーの指揮により初演された。

(管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団 (指揮) ヘルベルト・ブロムシュテット ♪ 私が聴いた音源 ♪
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