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...... 2021年11月01日 の日記 ......
■ 《 名録音 》   [ NO. 2021110101-1 ] v

【 カルミナ・ブラーナ 】
        
オルフ,カルル〔独〕
(1895.07.10〜1982.03.29) 86歳
         
ヨッフム,オイゲン 〔独〕
(1902.11.01〜1987.03.26) 84歳
       

      
二十世紀を代表する巨匠指揮者のヨッフムは、
119年前の11月1日にバイエルンで生まれた。
ドイツ各地の歌劇場で活躍したが、ナチス時代の
ドイツでは、フルトヴェングラーに次ぐ名声を得た。

彼は、バッハからブルックナーまでの
ドイツ・オーストリア音楽を得意としていたが、
ブルックナーの権威として知られ、ブルックナー作品の
数々の録音も遺している。

その他、ベートーベンやブラームスの交響曲全集、
ハイドン、モーツァルト、ワーグナー、マーラーなど
多くの作曲者の作品も録音している。

また、カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」の
名録音も残し、この曲の 魅力を天下に知らしめたのも
ヨッフムの功績である。

現代ドイツの代表的な作曲家のオルフが
1936年に完成した「カルミナ・ブラーナ」は、
オルフの出世作、代表作で、一躍彼を有名にした。
「カトゥリ・カルミナ」「トリオンフォ・ディ・アフロディチ」
と共に、舞台形式によるカンタータの
三部作「トリオンフィ(勝利)」の
一部におかれた作品である。

主題となる素材を展開することなく反復し、
形式や和声は明澄、簡潔をきわめ、一貫したリズムの
際立った音楽で、対位法的手法を全く排除し、
単旋律的取り扱いによる透徹した構成上の単純さを
あくまで押し通した音楽である。

十三世紀から十四世紀にかけての匿名の流浪僧や
吟遊詩人による放浪の歌集、ベネディクトの
ボイロン写本「カルミナ・ブラーナ」からオルフが
24曲を選んだもので、多くは卑俗なラテン語で
書かれた中世ボヘミアンの酒、女、恋の歌。

第1部「春の歌」     
第2部「酒場での情景」  
第3部「筋のもつ愛の物語」
3つの部分に分けられ、
第1部の前に「序」があり、それが第3部の
最後25曲目に回帰する。

歌手は衣装をつけ、歌の内容はバレエによって
象徴的に補足されるといった演出が行なわれる。



(ソプラノ)エルフリーデ・トレチェル
(テノール)パウル・クエン     
(バリトン)ハンス・ブラウン    
(合唱)  バイエルン放送交響合唱団
(管弦楽) バイエルン放送交響楽団 
(指揮)  オイゲン・ヨッフム   





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