 【 ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491 】
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
モーツァルト,マリア・アンナ・ヴォルフガング・ イグナーツィア〔墺〕 (1751.07.30〜1829.10.29) 78歳

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの 両親は、3男4女の7人の子どもをもうけたが、 生き残ったのは第4子のマリア・アンナ・ ヴォルフガング・イグナーツィアと末子の ヴォルフガング2人だけだった。
5歳年上の姉は、4番目の3女として、 ザルツブルクで生まれ、通称マリアンネ、 または、ナンネルと呼ばれていた。
8歳で父から音楽の手ほどきを受け、 すぐれたピアニストとして育っていった。 しばしば、弟のモーツァルトと公開の席で演奏し、 称賛されていた。
17歳のとき、ウィーンに演奏旅行した後は、 ほとんど家庭に残って、音楽教師をしながら 一家の生活を支えた。 母の死後は孤独な父の忠実な助力者として、 慈悲深い代理人をつとめた。
33歳で結婚したが、17年後に夫は亡くなり、 再び教育活動をはじめた。 69歳のときに失明するまで続けられ、その9年後の 10月29日に、生地のザルツブルクで、 78年の生涯を閉じた。
モーツァルトは協奏曲を23曲残しているが、 30歳のときに作曲したハ短調は、 あらゆる作曲家の手になるピアノ協奏曲のなかでも、 これほどがっしりと構成された隙のない作品は、 あまり例をみない。
モーツァルトのピアノ協奏曲で短調の曲は ニ短調とこの曲の2曲だけである。
正規の木管楽器全部を揃えた編成は、 交響曲にも珍しく、協奏曲中ではこの曲だけである。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Larghetto 第3楽章 Allegretto

(ピアノ)クララ・ハスキル (管弦楽)フランス国立放送管弦楽団 (指揮) アンドレ・クリュイタンス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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