 【 交響曲 第1番 変ホ長調 Op. 28 】 ブルッフ,マックス〔独〕 (1838.01.06〜1920.10.20) 82歳
 ブルッフは十九世紀後半、西ドイツで最も賞賛された オラトリオ作曲家だが、ヴァイオリンの作品により 重要な地位をしめていた。
ケルンで生まれたブルッフは、優秀なオラトリオ 歌手の母親から最初の音楽教育を受け、 11歳で交響曲を書き、14歳でモーツァルト奨学金を 得て、作曲の勉強をした。
彼は、歌劇や管弦楽曲、声楽曲の分野にも 多くの作品を残しているが、声楽曲の様式は、 メンデルスゾーンの系統をひき、ロマンチックで 甘ったるい一面、繊細な表現がみられる。 若い 若いころから、各国の民謡を熱心に研究し、 数々の作品に反映させている。
43歳のときに、ベルリンのソプラノ歌手の トゥチェックと結婚した。
72歳で隠退するまで社会的活動を続け、 文化勲章も受け、101年前の10月20日に ベルリン近郊のフリーデナウで82年の生涯を閉じた。
「ヴァイオリン協奏曲第1番」を作曲した2年後の 1868年に書いた「交響曲第1番」は、 4楽章からなり、メンデルスゾーンの影響を感じさせ、 幻想的で美しく重厚な作品である。
「友情を込めて」ブラームスに献呈された。
第1楽章 Allegro maestoso 第2楽章 Scherzo: Presto 第3楽章 Quasi fantasia: Grave 第4楽章 Finale: Allegro guerriero

(管弦楽)ロンドン交響楽団 (指揮) リチャード・ヒコックス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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