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...... 2021年10月09日 の日記 ......
■ 《 動物の音楽会 》   [ NO. 2021100901-1 ] or

【 組曲「動物の謝肉祭」】
      
サン=サーンス,シャルル・カミユ 〔仏〕
(1835.10.09〜1921.12.16) 86歳 心臓病
   

               
サン=サーンスの父親の家系は、ノルマンディの
農家の出身で、ルアンの近くにはサン=サーンスという
小さな町がある。

186年前の10月9日にパリで生まれたが、父親は
生後間もなく亡くなり、教育を母と大伯母から受けた。

大伯母はかなり優れたピアニストで、サン=サーンスが
3歳未満のころに最初の音楽の手ほどきを行い、
3歳のころにはすでにかなり正確にピアノを弾いたと
いわれ、5歳で作曲を始めるという神童ぶりだった。

サン=サーンスは、素晴らしい天分に恵まれた
作曲家であり、優れた技巧を持ったピアニスト、
オルガニストだったが、十九世紀フランスの
典型的な教養人の1人でもあった。

自ら詩を書き、劇作もした。
絵画、哲学、天文学などにも造詣が深く、
博学多才で多方面に活躍し、多くの名誉と
勲章を受け、86歳で世を去った。

彼の音楽は古典主義的基調をもち、その様式は
あらゆる大家の折衷主義のごときものだっただけに、
大衆性に富み、名演奏家としての数多くの
国外旅行の結果、国際的な大家として知られていた。
しかし、フランクやフォーレのように真にフランス的な
ユニークな特性をもたず、その後継者はいない。

51歳のときに作曲した有名な作品のひとつである
「動物の謝肉祭」は、サン=サーンスが自然科学を
好んだ鋭い観察力から生まれた曲で、様々な動物の
生態をユーモラスに、また皮肉に描きだしていて、
誰にでも親しみやすい曲である。

作曲した年の3月9日に初演されたが、彼は生前の
全曲の出版を認めなかったため、遺言に従って死後
初めて出版され、多くの人に演奏されて人気を集めた。
ただ、「白鳥」だけはピアノ伴奏つきチェロ曲として
生前に出版されていた。

         第 1曲 序奏とライオンの行進
         第 2曲 雄鶏と雌鳥
         第 3曲 騾馬
         第 4曲 亀
         第 5曲 象
         第 6曲 カンガルー
         第 7曲 水族館
         第 8曲 耳の長い登場人物
         第 9曲 森の奥に住むかっこう
         第10曲 大きな鳥籠
         第11曲 ピアニスト
         第12曲 化石
         第13曲 白鳥
         第14曲 終曲



(管弦楽)クイーズランド交響楽団
(指揮) バーナード・ハインツ 
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





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