 【 ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op. 13「悲愴」】
ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン〔独〕 (1770.12.17〜1827.03.26) 56歳
ショルツ,パウル 〔独〕 (1889.08.21〜1944.10.02) 55歳

ショルツは、1913年にベルリン高等音楽学校を 卒業後、東京音楽学校ピアノ教師として着任した。 以来東京に住み、ピアニスト、教師として活躍した。
30年にわたり、日本のピアノ界ならびに、 ピアノ教育に尽くした功績は大きい、
77年前の10月2日東京で55年の生涯を閉じた。
1909年(明治43年)にルドルフ・ロイテルが、 東京音楽学校ピアノ教師として着任したが、彼の 後任として来日したのがショルツだった。
ベートーベンのピアノ・ソナタは、ソナチネを含めて 全部で36曲残されているが、作品2のソナタから作 品111のソナタまでの作品番号がついた32曲は、 ピアノ音楽の大きな発展史を形づくっている。
劇的な美しい楽想の「悲愴」は、ベートーベンの 初期のピアノ・ソナタの頂点をなす傑作である。 29歳頃に作曲されたと推定される。
ベートーベンのピアノ・ソナタの中で、彼自身が 標題をつけた初めての曲が「悲愴」だが、まだ若い ベートーベンにとっては、「青春の哀傷感」がある。
この曲は、まだ若いベートーベンの才能をいち早く 認めて、自宅に住まわせたりした、音楽愛好家の カール・リヒノフスキー公爵に献呈された。
第1楽章 Grave - Allegro di molto e con brio 第2楽章 Adagio 第3楽章 Pondo: Allegro

(ピアノ) イヴ・ナット ♪ 私が聴いた音源 ♪
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