【 二重ソナタ イ長調 Op. 162 D574 】 シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕 (1797.01.31〜1828.11.19) 31歳 チフス
シューベルトは19歳のときに「作品137」の 3曲のソナチネと呼ばれる「ヴァイオリン・ソナタ」を 作曲しているが、翌年の1817年8月に 「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」を書いていて、 この曲の楽譜は、シューベルトの死後の 1856年に、ディアベリ社から出版された。
この作品は「ヴァイオリン・ソナタ第4番」と 呼ばれることも多く、3曲の「作品137」とは 区別する意味で二重奏曲と呼ばれることもある。
「作品162」はイ長調という調性に よるところもあり、幸福感に溢れている。 シューベルトの作品のイ長調の器楽曲は、 ほとんど常に明るく大らかで 親しみやすい性格のものが生まれている。
和声の点からもリズムの点からも魅力があり、 全体にはシューベルト流の美しい旋律が 貫かれている。
第1楽章 Allegro moderato 第2楽章 Scherzo: Presto - Trio 第3楽章 Andantino 第4楽章 Allegro vivace
(ヴァイオリン)ライナー・クスマウル (ピアノ) アンドレアス・シュタイアー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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