【 ディヴェルティメント 第11番 ニ長調 K.251 】 モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳 モーツァルト,マリア・アンナ〔墺〕 (1751.07.30〜1829.10.29) 78歳
モーツァルトは、「ディヴェルティメント」を 30曲近く作曲しているが、今日演奏される曲は それ程多くはない。
「セレナード」「カッサシオン」とともに、 当時主として貴族や富豪のための娯楽音楽で、 特に「ディヴェルティメント」は室内で、 食事の時に演奏されるものが多かった。 編成も小さく、楽想も屈託がないものが要求された。
十八世紀中期にあらわれた大体6楽章からなる 一種の器楽組曲で、十八世紀後半に栄えたが、 その後室内楽に吸収された。
第1楽章 Allegro ソナタ形式 第2楽章 緩やかな変奏曲 第3楽章 Menuetto 第4楽章 緩徐楽章 第5楽章 Menuetto 第6楽章 軽快なRondo
このうち、2楽章と第3楽章、緩徐楽章と5楽章は、 入れ替えられることもある。
「ディヴェルティメント 第11番 ニ長調」は、 1776年に姉のナンネル(マリア・アンナ)の 25歳の誕生日を祝うために書かれた。
フランス的な嬉々としたリズムで始まり、それは 全楽章を通じて流れ、最後にフランス風行進曲が 付け加えられていて、モーツァルトの作品の中でも 独特な情緒をかもし出している。
第1楽章 Allegro molto 第2楽章 Menuetto 第3楽章 Andantimo 第4楽章 Menuetto 第5楽章 Rondo Allgro assai 第6楽章 Marcua alla francese
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