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...... 2021年07月25日 の日記 ......
■ 《イタリア現代音楽協会》   [ NO. 2021072501-1 ] or

【 狂詩曲「イタリア」Op. 11 】

カゼッラ,アルフレード 〔伊〕
(1883.07.25〜1947.03.05) 64歳



作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍したカゼッラは、
138年前の7月25日にトリノで生まれた。
父はチェリスト、母は優れたピアニストで、
彼は幼児のころから厳格な母の訓練を受けた。

13歳のときに母と共にパリに移り、
国立音楽院に入学後から作曲に専念した。
第一次世界大戦の勃発のため、1915年に
故国に帰り、イタリア現代音楽協会を作った。

カゼッラは聡明博識で、強い組織力を持ち、
指揮者として現代イタリアの稀にみる存在だった。

1932年にサンタ・チェチリア音楽学校の
教授となったが、演奏活動も続けながら
多くの作品を書いた。

初期はシュトラウス、マーラーの影響が濃かったが、
フォーレに学んでからは、古典的な作風に転じた。

その後、戦争の恐怖と不安でやや混乱したが、
1918年から5年間深くイタリア古典に没頭し、
イタリアの作曲家のスカルラッティやパガニーニ
などによる曲を書いた。

1909年に書いた 狂詩曲「イタリア」は、
シチリア島やナポリで20世紀の初めに
歌われていた、民謡や賛美歌など様々な
旋律を用いている。

曲の最後のほうには、登山電車の宣伝のために
作られ、大流行した「フリクニフニクラ」や
トスティの歌曲「マレキューレ」の旋律も聞こえてくる。

     第1楽章 Lent,Grave,Tragico;con molta fantasia
     第2楽章 Lent assai - Lontano -
     第3楽章 Allegretto grazioso,poco mosso -
     第4楽章 Allegro molto vivace - Festoso,con anima



(管弦楽)BBCフィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ジャナンドレア・ノセダ   
         ♪ 私が聴いた音源 ♪





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