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...... 2021年07月24日 の日記 ......
■ 《 こどものための音楽 》   [ NO. 2021072401-1 ] v

【 童謡「サッちゃん」】

大中 恩  〔日〕
(1924.07.24〜2018.12.03)



大中恩は、「椰子の実」の作曲者の大中寅二を
父に、大正13年7月24日に東京で生まれた。

東京音楽学校(現芸大)で学び作曲家、指導者として
現在も精力的に活動している。

昭和30年、新しい子どもの歌の創作活動として
「ろばの会」を結成し、多くの名曲を生み出したが、
そのときの仲間のひとりに「はるかな友に」を作曲した
磯部俶がいるが、彼は7歳年上で同じ誕生日である。

大中恩と従兄弟にあたる阪田寛夫(1925年)の
作詞による作品に「サッちゃん」があるが、
「おなかのへるうた」とともに愛唱されている。

「サッちゃん」は、1959年10月10日に
開催されたNHKラジオ「うたのおばさん」放送開始
10周年記念リサイタルで発表された。

阪田寛夫が幼い頃、近所に住んでいて「初恋の人」
だった少女サッちゃんのことを歌っている。

この曲は、混声合唱曲、女声合唱曲に編曲されていて、
混声版は「5つのこどものうた」におさめられている。



サッちゃん

サッちゃんはね サチコっていうんだ
ほんとはね だけど ちっちゃいから
じぶんのこと サッちゃんって呼ぶんだよ
おかしいな サッちゃん

サッちゃんはね バナナが大好き
ほんとだよ だけど ちっちゃいから
バナナを はんぶんしか たべられないの
かわいそうね サッちゃん

サッちゃんがね 遠くへ行っちゃうって
ほんとかな だけど ちっちゃいから
ぼくのこと わすれてしまうだろ
さびしいな サッちゃん





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