【 交響詩「永遠のあこがれ」Op. 33 】
ノヴァーク,ヴィーチェスラフ 〔チェコ〕 (1870.12.05〜1949.07.18) 78歳
ノヴァークは、プラハ大学で法律と哲学を学び、 同時に音楽院でドヴォルザークらに師事した。 卒業後は母校で作曲を教え、 49歳のときから院長を勤めた。
モラビアやスロバキア地方の民謡を聞き集めて いたので、作風は民族音楽に影響されているが、 R.シュトラウスやドビュッシーなどの影響もみられる。 しかし、終生にわたり後期ロマン派の 音楽様式にとどまった。
1945年には「人民芸術家」の称号を贈られ、 作曲活動も続けたが66年前の7月18日に スクテチュで78年の生涯を閉じた。
35歳の作品の「永遠のあこがれ」は、 アンデルセンが34歳のときに書いた小説 「絵のない絵本」の28夜の話を基にしている。
白鳥の群れの中の一羽が、力尽きて海に落ちるが 夜明けの陽の光と共に蘇り、飛び立っていくという 孤独へのあこがれと、自然との対話を描いている。
(管弦楽)ブルノ国立フィルハーニー管弦楽団 (指揮) フランチシェク・イーレク ♪ 私が聴いた音源 ♪
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