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...... 2021年07月19日 の日記 ......
■ 《 晩年は日本で活躍 》   [ NO. 2021071901-1 ] ch

【 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 第43番 K.547 】

モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス 〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳

ゴールドベルク・シモン (ポ)
(1909.06.01〜1993.07.19) 84歳



ユダヤ系のバイオリニスト、指揮者のゴールドベルクは、
ポーランドのヴウオツワヴェクで生まれ、16年前の
7月19日に富山市で、84年の生涯を閉じた。

ピアニストの山根美代子は妻である。

少年時代にワルシャワでヴァイオリンを学び、12歳で
デビュし、16歳から管弦楽団のコンサートマスターとして
活躍していたが、1938年にソリストとして、
ニューヨークでデビューし、1953年にアメリカに
帰化した後、音楽学校で教鞭を執った。

1990年に、新日本フィルハーモニー交響楽団の
指揮者に就任し、晩年は立山で生活をした。

ゴールドベルクは、指揮者としてはバッハを
得意としていたが、ヴァオリニストとしては、
ピアニストのラドゥ・ルプーとの共演による
モーツァルトやシューベルトのソナタの録音が
名盤として、評価されている。

しっとりと濡れるような音色の美しさや、二十世紀の
ヴァイオリニストとしては控えめなビブラート、
音楽そのものを慈しむような作品への誠実な
取り組みが認められている。

モーツァルトの「ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調」は、
1788年7月に作曲した最後のヴァイオリン・ソナタで、
高度な演奏技術と表現力が要求され、初心者には難しい。
自筆譜は不明である。

第3楽章は変奏形式(6変奏)だが、第4変奏を
カットして、モーツァルト自身が
「ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.547a」に、またピアノ曲
「アレグレットの主題による6つの変奏曲 K.547b」
としても改編している。

モーツァルトがヴァイオリンとピアノのために書いた
「ソナタ」は、「2重奏曲」ではなくて「ヴァイオリンの
自由な伴奏をもったピアノ・ソナタ」だった。

        第1楽章 Andantino cantabile
        第2楽章 Allegro
        第3楽章 Andante

この作品は、1974年にゴールドベルクのヴァイオリンと
ルプーのピアノによりロンドンで録音されている。



(バイオリン)イツァーク・パールマン
(ピアノ)  ダニエル・バレンボエム
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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