[PREV] [NEXT]
...... 2021年07月16日 の日記 ......
■ 《 献呈曲 》   [ NO. 2021071601-1 ] s


【 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27
             第2番 ト短調 】


イザイ,ウジェーヌ 〔ベルギー〕
(1858.07.16〜1931.05.12) 72歳



ベルギーの生んだヴァイオリンの巨匠イザイは、
ヴァイオリニストの父の子として157年前の
7月16日にリエージュで生まれ、
幼少のころから音楽的才能を発揮した。

リエージュ音楽院で学んだ後、パリにも留学し、
ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家 として活躍した。
演奏家として、パガニーニに次ぐ最高の
ヴァイオリニストだったイザイは、ルビンシュタインから
多くを学び、自分の演奏の真の師匠と呼んだ。

1883年から86年にかけてパリに住んで、フランク、
ショーソン、ダンディ、フォーレ、サン=サーンス、
ドビュッシー、ルクーらと親交を結んでいる。

イザイは彼らのヴァイオリン音楽の熱心な演奏者となり、
多くの曲を献呈される栄誉によくしている。

しかし、神経炎や糖尿病を患い、演奏家としての
活動は60歳頃までで、その後は教育者、
指揮者を務め、ブリュッセルで72年の生涯を閉じた。

「無伴奏ヴァイオリンソナタ 作品27」は、1923年から
翌年にかけてベルギーの自宅で作曲した。
この曲は、バッハの6曲の
「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」に
刺激をうけて書かれている。

当時、32歳だった若きヴァイオリニストのシゲティの
演奏するバッハの「無伴奏ヴァイオリンのための
パルティータ」を聴き、高度なテクニックによる
表現力豊かな演奏と、バッハの霊感の豊富な作品に
深い感銘を受けて作曲を始めた。

イザイも第1番から第6番までの6曲の
「無伴奏ヴァイオリンソナタ」を書いたが、
それらは6人の若いヴァイオリニストを意識して
書かれていて、それぞれの演奏家に捧げられている。
4楽章からなる第1番はヨゼフ・シゲティに献呈された。

       第1楽章 Grave
       第2楽章 Fugato
       第3楽章 Allegro poco scherzoso
       第4楽章 Finale con brio



(ヴァイオリン) フランク・ペーター・ツィマーマン
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: