 【 ピアノ協奏曲 】
ハチャトゥリアン,アラム・イリイチ〔露〕 (1903.06.06〜1978.05.01) 75歳

ハチャトゥリアンは、19歳のときに音楽学校に 入るまで、正規の音楽教育は何も受けてなかったが、 外コーカサス地方の様々な民族音楽に親しむ 機会は多く、彼の音楽性を考える上で、 これらの民族の要素は重要な意味をもっている。
アルメニア人のハチャトゥリアンの音楽の特色は、 強烈なリズム、ドローン効果、 シンコペーションの 優越、旋律におけるポルタメントの乱用、 下降音列、 音階におけるテトラコンド、五音音階の 存在などあげられる。
ハチャトゥリアンは協奏曲を3曲残している。 それらは、1曲ずつ書いたピアノ、ヴァイオリン、 チェロの協奏曲である。
モスクワ音楽院を卒業した2年後の1936年に 作曲され、その年の7月12日に初演された。 この曲により作曲家としての地位を築き、 その名声は国外にまで広まった。
中東民族的な素材から受ける特異な魅力をもつ ピアノ協奏曲は、アルメニア民族の旋律や、 舞曲のリズム、トリビシの町の歌などが豊富に 取り入れられていて、東方的色彩は 全曲にあふれている。
第1楽章 Allegro maestoso 第2楽章 Andante con anima 第3楽章 Allegro brillante

(ピアノ) ウィリアム・カペル (管弦楽) フィラデルフィア管弦楽団 (指揮) ユージン・オーマンディ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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