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...... 2021年07月10日 の日記 ......
■ 《 赤いサラファン 》   [ NO. 2021071001-1 ] ch

【 モスクワの思い出 Op. 6 】

ヴィエニャフスキ,ヘンリク 〔ポーランド〕
(1835.07.10〜1880.03.31) 44歳 心臓病



イタリアのパガニーニ(1782〜1840)、
スペインのサラサーテ(1844〜1908)と並んで、
“十九世紀の三大ヴァイオリニスト ”と称される
ヴィエニャフスキは、186年前の7月10日に
ルブリンで生まれた。

同じポーランドのピアノのショパンと同様に、
ほとんどヴァイオリンの曲しか書かず、自国の
舞曲のマズルカやポロネーズのリズムを
取り入れた作品を書いたことから、
“ヴァイオリンのショパン”とも呼ばれた。

8歳でパリ音楽院に入学を許された神童で、
11歳で同学院のヴァイオリン演奏1等賞を獲得した。
その後、各地に演奏旅行をしながら、熟知した
演奏技巧を生かしてヴァイオリン曲を数多く作曲した。

卒業と同時に各地に演奏旅行を行なったが、
再びパリ音楽院で作曲を学んだ。
ピアニストである弟のユセフとヨーロッパ各地で
演奏会を開き、名声を高めていった。

1851年から1853年にかけてロシア各地を
演奏旅行して回ったが、その時の印象から
作曲したのが「モスクワの思い出」で、
有名なロシア民謡「赤いサラファン」と
「馬に鞍をつけて」の旋律による幻想曲である。
ヴァイオリン独奏曲として、しばしば演奏される。

その後1860年から7年まで、ロシアの
ペテルブルグの宮廷ヴァイオリニストに迎えられた。

1872年には、名ピアニストのルービンシティンと
アメリカに演奏旅行をし、空前の成功をおさめた。
1880年モスクワに演奏旅行中、
心臓病のため客死した。



(ヴァイオリン)アルテュール・グリュミオー
(ピアノ)   イシュトヴァーン・ハイデュ
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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