【 オペラ「ピーター・グライムズ」Op. 33 】
ブリテン,エドワード・ベンジャミン〔英〕
（1913.11.22〜1976.12.04） 63歳
ブリテンの最初の本格的オペラである
「ピーター・グライムズ」は、第二次世界大戦
終結直後の１９４５年７月７日にロンドンで
初演され、大成功を収め、戦後のオペラ界に
大きな影響を及ぼした。
ジョージ・クラブの詩「町」の一節である
「ピーター・グライムズ」が原作で、
モンタギュー・スレイターが脚本を書いた。
漁師のピーター・グライムズ（T）が、徒弟を
事故死させたことで、村人たちから少年虐待の
疑念をもたれ、疎外される。
彼に理解を示すのは、未亡人のエレン（S）と
船長のバルストロード（Br）だけ、村人たちが
糾弾を強める中、不幸にも徒弟が再び事故死して
しまい、彼は絶望して、船とともに沖に沈む。
１８３０年ごろの町（架空の村）を舞台に
プロローグと３幕（各２場）からなり、
６曲の間奏曲が各場面の間に置かれている。
間奏曲１
第１幕 第１場 村の海岸通り
間奏曲２
第２場 ボーア邸の内部
間奏曲３
第２幕 第１場 村の海岸通
間奏曲４ーパッサカリア
第２場 グライムスの小屋
間奏曲５
第３幕 第１場 村の海岸通り
間奏曲６
第２場 村の海岸通り
間奏曲６曲のうち、１、２、３、５、の４曲が
独立した「組曲『４つの海の間奏曲』作品33a」
として、間奏曲４は「『パッサカリア』作品33」
としてオーケストラで演奏されている。
【 組曲『４つの海の間奏曲』作品33a 】
第１曲 Dawn: Lent e tranquillo
第２曲 Sunday Morning: Allegro spiritoso
第３曲 Moonlight: Andante comodo e rubato
第４曲 Storm: Presto con fuoco
（管弦楽）ロンドン交響楽団
（指揮） アンドレ・プレヴィン
♪ 私が聴いた音源
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