【 交響曲 第1番 Op. 210 】
ミヨー,ダリュス 〔仏〕 (1892.9.4〜1974.6.22) 81歳
「プロヴァンス出身のユダヤ教を信ずるフランス人」 と自己規定していたミヨーは、二十世紀初めのパリで 多調性を主とした前衛作曲家として売り出し、 第一次大戦中は親しい詩人・外交官のクローデルの 秘書として、一緒にブラジルに滞在した。
この強烈な体験がミヨーのラテン気質を目覚めさせ、 ラテン音楽やジャズを現代音楽と結び付ける 彼独特の作曲法を編み出させた。
第二次大戦が始まるとアメリカに亡命し、アメリカの 吹奏楽団のために「フランス組曲」などを書いた。 戦後はパリとカリフォルニアを一年ごとに往復し、 亡くなるまで作曲を続けた。
映画音楽や放送音楽など作品番号の付いていない ものを数えれば500は越える作品を残している。
47年前の6月22日にスイスのジュネーブで 81年の生涯を閉じた。
1939年に、彼の郷里のプロヴァンスで作曲された 交響曲は、彼にとって最初の本格的な交響曲で、 清新な感覚と優れた対位法的効果、奇をてらわない 円熟した技法による際立った作品である。
第1楽章 Pastoral: Moderement anime 第2楽章 Tres vif 第3楽章 Très modéré 第4楽章 Final: Anime
(管弦楽)NBC交響楽団 (指揮) レオポルド・ストコフスキー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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