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...... 2021年06月22日 の日記 ......
■ 《 地中海的精神とラテン的明るさ 》   [ NO. 2021062201-1 ] sy

【 交響曲 第1番 Op. 210 】

ミヨー,ダリュス 〔仏〕
(1892.9.4〜1974.6.22) 81歳



「プロヴァンス出身のユダヤ教を信ずるフランス人」
と自己規定していたミヨーは、二十世紀初めのパリで
多調性を主とした前衛作曲家として売り出し、
第一次大戦中は親しい詩人・外交官のクローデルの
秘書として、一緒にブラジルに滞在した。

この強烈な体験がミヨーのラテン気質を目覚めさせ、
ラテン音楽やジャズを現代音楽と結び付ける
彼独特の作曲法を編み出させた。

第二次大戦が始まるとアメリカに亡命し、アメリカの
吹奏楽団のために「フランス組曲」などを書いた。
戦後はパリとカリフォルニアを一年ごとに往復し、
亡くなるまで作曲を続けた。

映画音楽や放送音楽など作品番号の付いていない
ものを数えれば500は越える作品を残している。

47年前の6月22日にスイスのジュネーブで
81年の生涯を閉じた。

1939年に、彼の郷里のプロヴァンスで作曲された
交響曲は、彼にとって最初の本格的な交響曲で、
清新な感覚と優れた対位法的効果、奇をてらわない
円熟した技法による際立った作品である。

      第1楽章 Pastoral: Moderement anime
      第2楽章 Tres vif
      第3楽章 Très modéré
      第4楽章 Final: Anime



(管弦楽)NBC交響楽団       
(指揮) レオポルド・ストコフスキー
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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