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...... 2021年06月21日 の日記 ......
■ 《 オルガン協奏曲の傑作 》   [ NO. 2021062101-1 ] co

【 オルガン協奏曲 ト短調 FP 93 】

プーランク,フランシス 〔仏〕
(1899.01.07〜1963.01.30) 64歳



プーランクは、ロマン主義や印象主義に反発し、
サティの冷静で鋭い風刺や素朴さと、詩人で劇作家の
ジャン・コクトーの精神性に傾倒する
「フランスの六人組」(ミヨー、オネゲル、オーリック、
デュレ、タイユフェール)の一人として活躍した。

33歳年長のサティーの影響は大きく「サティーから
直接受けた広範囲な影響は、精神的なものと音楽語法の
両面にわたっていた」と、プーランク自身が述べている。

彼の作品は、旋律の優雅さ、形式の明快さ、
そして洗練された音感覚が特徴である。

1938年に作曲した「オルガン協奏曲」は、
オルガンと弦とティンパニーのための協奏曲で、
現代フランスの作曲家が作曲した「オルガン協奏曲」の
中では、傑出したものである。

オーケストラに管楽器を使用せず、弦合奏とティンパニー
だけにしたのは、管楽器の得意とする音色の多様性を、
オルガンの音栓の使用によって発揮させ、
ティンパニーを伴う弦合奏は、おおむね音のマッスとして
使用して、独特の効果をあげるためであった。

深さと力強さがもられている佳品と評価されている
「オルガン協奏曲」は、作曲された翌年の
1939年6月21日にデュリュフレ(1902〜1986)の
オルガン独奏によって初演された。

7つの速度記号の違った部分からなるが、
全曲は通して演奏される

        第1楽章 Andante
        第2楽章 Allegro giocoso
        第3楽章 Subito andante moderato
        第4楽章 Tempo allegro,molto agitato
        第5楽章 Très calme: Lent
        第6楽章 Tempo de l'allegro initial
        第7楽章 Tempo introduction: Largo



(オルガン)サイモン・プレストン
(管弦楽) ロンドン交響楽団  
(指揮)  アンドレ・プレヴィン
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





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